晴花(はるか)
お酒をやめた「元大酒飲み」の アラフォー 断酒主婦 晴花(はるか) です。
「お酒をやめたい!でもやめられない!」そんなアル依主婦の私でございましたが。
断酒155日目。
続いています。
最近、立て続けにまだ若い男の子が父親を殺めるという事件が起きていますね。
ひとりは20歳。
ひとりは18歳。
どちらも、自分以外の家族と父親が揉めているのを止めようとし、結果として刺殺に至ってしまうという・・・。
片方の家族については不明だけれど、片方の家族の父親はお酒を飲んで暴力をふるうタイプの人だったとか。
とても悲しい事件です。
【参考記事】
・父を刺し死なせた慶應大生 恵まれた人生を覆った父のDV疑惑
・少年「殺さないと暴力を…」父親殺害で逮捕
酒乱の恐怖はを子どもには絶対味あわせてはいけない
私の父もお酒を飲むと暴力をふるうタイプの人でした。
私は父と自分以外の家族のもめごとが始まりかけると、その声や音を聞いているだけで心臓がバクバクし頭がおかしくなりそうでした。
なので。
(あくまで想像でしかありませんが)
今回の事件についても、その時の状況がとてもリアルにイメージできてしまうのです。
私は、あまりにもやられっぱなしの母親に対して、
「なんで逃げるなり別れるなりやり返すなりせーへんの?」
と、怒りながら聞いたことがあります。
すると母は、
「力じゃかなわない。殺される。逃げても追いかけてきて殺される」
と言いました。
そんな母に私はイラっとして
「凶器でもなんでも使って本気出せばこっちが殺せる。やる気がないだけや。」
と言ったこともあります。
そう。
やり返すなら、半端な抵抗だとダメなんだということは私も感じていました。
抵抗するなら殺すつもりでやらないとこっちが殺られるという思いは強かったです。
今回の事件については、
(父親の暴力がひどくても)「刺したらダメだ」「やるなら殴るくらいにすれば良かった」とかいうコメントも見かけました。
でもね。
それじゃ無理なんですよ。
もしかすると、男の子だしもう大きくなっているし本気で殴りあったら子どもの方が勝つかもしれません。
でも、
「凶器でも持たなければ、こっちがやられてしまう。」
そう感じるだけの恐怖感を子どもの頃から刷り込み続けられた結果、こういう行動につながってしまうんです。
(↑たぶん)
そして、これらを酔いが覚めたときに本人はほとんど覚えていないからたちが悪いのです。
一応、酔いが覚めている時も
「子どものしつけに暴力はありだ」とか。
そういう教育方針的なことは覚えています。
なので、自分がしていることに対して認識もありますし正当性も主張します。
でも、どれくらいの暴力や暴言を家族に向けたのかということについては、実に曖昧なのです。
実際、お酒により詳細はほとんど覚えていないのだと思います。
しかし。私は長い間、お酒で記憶がなくなるということがわかりませんでした。
なぜ、普通の人が他人には絶対にしないような暴力や暴言を家族に対して向けることができるのか。
それが本当にわかりませんでした。
わからないので、父の機嫌を損ねると「いつか殺されるのではないか?」という恐怖は常にありました。
ちなみに。
私は社会人になってお金を貯めたタイミングで家を出ました。
おかげで私は殺人を犯さずにすみましたし、距離をおいたことで現在は父ともとても良い関係を築くことができています。
しかし。
弟は「姉ちゃんは逃げた。ずるい。」とよく言っていましたね・・・。
私は「女」であったことによって救われたと思っています。
どうせ将来は「嫁ぐ身」。
そう考えると、家族を捨てる(?)事に抵抗が少なかったのです。
これが、男の子とくに長男だとちょっと違ってくるんじゃないかと感じます。
そして。
お酒を飲むと「本当に記憶がなくなる」ということについても、今ならよくわかります。
自分も経験をするようになってしまいましたもので・・・。
そして、同時に改めて「お酒」の怖さについて考えました。
お酒を飲んで記憶を無くしている間の出来事。
それは本人は覚えていなくても、周りの人は覚えています。
それが、深い傷となるような出来事であればなおさらです。
なので「許す」と言うことは今でもできませんが、大人になりいろんなことに対しての理解は深まり「根に持つ」ということはなくなりました。
なんせ、自分も一歩間違えれば父と同じ状況になりかねないくらいお酒におぼれてしまいましたから。。
これが自分にとってはとても良い転機になったわけですので、人生の出来事に無駄ってないもんだなぁと感じてビックリします。
(これ=お酒がやめられなくなって苦しんだこと)
うーん。
今回の事件の子たちもどこかで逃げることが出来れば。
母親が子どもを逃がしてあげる判断が出来ればと思えて残念でなりません。
といっても、母親を責めたいというわけではないんですけれど。
母親も同様、暴力や暴言によって判断力や思考回路が狂ってしまっていたことは大いに考えられますので。
というわけで。
私は「酒乱の恐怖は子どもに絶対に味あわせてはいけない」と強く感じて生きてきたわけでして。
実際、結婚相手も暴力は絶対にふるわず穏やかで、お酒は飲むけれど酒癖が悪くない人を選びました。
が。
ところがどっこい。
なんと。自分が酒に溺れ、うっかり酒乱への道をすすみかけてしまった次第でございます。
(注:お酒に溺れたのは確かですが、まだ暴れたりはしていませんでした。が、確実に怒りっぽく攻撃的になってきた事は感じていました。)
【関連記事】
・【断酒9日目】お酒と怒りと肝臓について
私には他人を変える力も救う力もありません。
が。
自分を変えることはできると言うことは知っています。
なので、これからも
「酒乱の恐怖は子どもに絶対に味あわせてはいけない」ということを忘れずに
シラフの頭で当たり前のことを当たり前に考えることができる母でありたいと強く思いました。
そう。
今回の事件は、子どもの立場・父親の立場・母親の立場いずれにも立ててしまいほんとうに複雑な思いを感じております。
というわけで。
まずは自分ができることから。
今日も一日飲みません。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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晴花さん、こんばんは~
酒の飲み過ぎ続いた未来は、
家族までもがおかしくなってしまうという
悲惨な事件でした。
★ボクさん
おはようございます。
問題飲酒するメンバーが家にいると、確実に家族はおかしくなりますね。
あやうく私がその根源になるところでした・・・。(ブルブル)
おはようございます。NISSANです。
書かれているとおりですね。
酒はその人間が本来持っていた人格をも変えてしまいます。アル症になるとそれが一層ひどくなります。
そのご家族の悲惨さは考えても余りあるところです。
私は飲んでも暴力を振るうことはなかったです(これだけは幸いだったと今も思います)。
>自分を変えることはできると言うことは知っています。
晴花さんはもう変わっておられると思いますよ!!!。
では今日も酒の無い一日をご一緒に!。
★NISSAN
おはようございます。
飲んで暴力的(攻撃的)になるか否かはもともとの性格にもよるんでしょうね。
>晴花さんはもう変わっておられると思いますよ!!!。
ありがとうございます。
でも、変わることができたということは、いつでも元に戻ることもできてしまうという怖さもあります。
今回の事件を知って、改めてお酒から離れ続けなければ・・・(以前の私とは変わり続けなければ・・・)と感じた次第でございます。
ゴンです。お久しぶりです。
ブログは拝見しておりましたが、
退院、自助会、復職、完全復職で、
コメント入れる前に眠ってしまってました。
まだ断酒続けております。
またお邪魔させていただきます。
お達者で!
★ゴンさん
お久しぶりです!コメントありがとうございます。
退院&復職おめでとうございます。
断酒続いているんですね!嬉しいお話ありがとうございます。
頑張りすぎずに頑張ってくださいね。
私も断酒続けます!