晴花(はるか)
お酒をやめた「元大酒飲み」の アラフォー 断酒主婦 晴花(はるか) です。
「お酒をやめたい!でもやめられない!」そんなアル依主婦の私でございましたが。
断酒40日目。
続いています。
先日、主人が出張で帰ってこなかった日。
こちらの本を読んでみました。↓
酔うと化け物になる父がつらい
「断酒」ブログを徘徊する中で度々見かけて気になっていた漫画でした。
「アル依」の父を持つ娘が描いた漫画とのこと。
・こちらで数話読めます>>チャンピオンクロス「酔うと化け物になる父がつらい」作品紹介・第一話
そう。うちの父も「酔うと化け物になるつらい」父だったのでとても興味があったのです。
(私自身もアル依ですしね。)
【関連記事】
・アル依の人はどんな最後を迎えるのだろうか
・私とお酒(1)~家族とお酒
酔うと化け物になる父がつらい
読んでみて。
「アル依」の親を持つ身としては、わかるわーー。
というところがいっぱいでした。
- 毎日毎瞬何が起こるかわからない緊張感。
- 母を見捨てて布団にもぐることに罪悪感を覚えたり。
- 結婚願望を持てず子どもも欲しいとは思えなかったり。
- どんなに嫌なことが繰り返されても父が嫌いにはなりきれなかったり。
この本は、
「アル依」の親を持って苦しんできた人。その中でも、
- 「自分の親がお酒をやめられなかったのは私のせいかも?」
- 「親がお酒をやめるために私にできること(すべきこと)がもっとあったのかも?」
と、子どものころから今もずーーっと、「罪悪感」を持ち続けている人にとっては、救いがある内容だと思います。
私の場合は、もう少し若い時に長い時間をかけてそこは乗り越えていて。
「酒飲みに私の人生めちゃくちゃにされてたまるか。親を捨ててでも自分は絶対幸せになってやる。」と強く思って今に至っています。
なので、この漫画を読んだことで、すでに忘れかけていた、「親にこんなことを思うなんて、自分はおかしいのか?」と親に対しての気持ちが揺れ動いていた時代の感情が思い出されてしまって精神衛生的によくありませんでした。
私は今ではハッキリと、
「アル依は本人の問題であって決して周りのせいではない」
「周りにできることと言えば、アル依の人のイネイブラーとならないこと」
と、強く思っています。
・
・
まぁ。勢いあまって自分も「アル依」になった私が「どの立場でモノゆうてんねん。」て話ですけどね。
年々「父(の飲酒)」に対するわだかまりの気持ちも薄れていっており、現在では良い関係となってはいます。
が。
いざというときは「共倒れ」にだけはは絶対にならない(必要であれば見捨てる)覚悟はしているのです。(だって今でも父は現在進行形の「アル依」なんですもの。)
なので、私が呑んだくれている場合ではないんですよね。本当に。
なぜ「アル依」になるのか?
こういう本を読むと、ついつい自分のことを棚に上げて、
「アル依」になる人は「なんでこんな状態になってまでお酒をやめることができないのだろう?」ということを考えてしまいます。
「アル依」になった「自分の父」と「自分」を見て来た私ですが。
(ついでに「祖父」も。)
なぜ「アル依」になるのか?について「今の時点」で思い至る結論と言えば。
まぁ・・・。
結局は「運」だと思うんですよね。
※この考え方については、不快に思う方もいるかと思います。決して自分の「飲酒癖」の責任を「運」に転嫁したいわけではないのではないのですが。すみません。
・
・
いきなり話はそれますが。
今朝、幼稚園に息子を送るとき、
マンションの駐輪場まで行って自転車に乗せてから、息子が「うん〇出るー」と言い出して。
自転車から部屋まで引き返したんですね。
本当は一瞬迷って、幼稚園に行ってからトイレ行かせたらよいかな?とも頭にはよぎったのです。
それでも、たまたまそうせず。
部屋に戻りトイレをすませ、いつもより10分くらい遅めに家を出ることになったのです。
そうしたら、いつもと会わないママさんと出会いまして。
それでも、自転車通園なので、いつもは挨拶だけですれ違うところ、出会った場所が「信号」だったので「信号待ち」で軽くお話をしたんです。
そしたら、去り際にそのママさんが「また後ほどー」と。
(ん?なんか今日幼稚園の用事ってあったっけ??)とハテナに思ったところ
「今日、ダンスの練習やんね?」と。
あっぶね~~~~。(冷汗)
私はすっかり「運動会の保護者ダンスの練習会」のことを、忘れていたのです・・・。
(忘れていたというか、その事が書かれたプリントをしっかり読んでいなかったのでもともと頭にすら入れてなかった。)
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なんの話かといいますと。
もし、これ。
今日、この「幼稚園の用事(ダンスの練習)」を忘れていたままだったらめっちゃ自己嫌悪がひどかったと思います。
あーー。なんでこうダメなんだろうか、と。
落ちこんで「あぁぁーー!お酒のみたーーーい!!」となるパターン。
どんだけストレスに弱いねん!て話ですが。「小さなうっかり」こそじわじわとダメージが大きかったりするのです。
(「大きなミスやアクシデント」は、自分で無理やりでも立て直そうと努めるもので。)
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今日、私が呑まずに過ごせたのは完全に「運」のおかげだと思っています。
朝、変なタイミングで息子が「うん〇!」とか言い出さなければ。
信号で止まることがなければ。
今日は、呑んでしまっていたかもしれません。
そしてそこから、絶望感で「断酒」を再開することができない事態に陥ってしまっていたかもしれないと思ったわけなのです。
そんなこんなを思った時。
もしかしたら、私の「父」もそうだったのかもしれないなぁ。と、ふと思ったのです。
父だって祖父だって、誰かがイレギュラーなタイミングで「うん〇したい!」と言い出していれば、お酒をやめることができていたかもしれません。
もしかすると「信号」で止まることがなかったから(あったから)、呑み続けることになっただけなのかもしれません。
本当に、そんな世界の話なんじゃないかと思えてくるのです。
だって、いくら毎日のんでいても「アル依」にならない人はなりませんし。
それこそ「運」だと思うのです。
・
・
そうすると。
やっぱり、今日息子が「うん〇」と言い出してくれたことは私にとって運が良かったと思います。
そもそも「お酒をやめよう」と思えた私は運が良かったんだと思います。
スリップを何回しようとも、また「お酒やめよう」と思えた私もあなたも運が良いんだと思います。
ほんまにそう思う。
私は絶対「アル依」のまま最後を迎える「不運」な人で終わりたくありません。
でも、私もあなたも「運」が良いからきっと大丈夫だと思う!笑
なので、今日も呑みません。
もし、明日呑んでしまったとしてもあきらめません。
ではでは。
・
・
【おまけ】
これ書いてて思い出したこと。
となりのトトロのサツキとメイのお父さん。
サツキに「わたしもトトロに会いたい」「会えるかな?」と聞かれて
「そうだな。運が良ければね」と答えるのです。
このシーンが大好きです。
なんて優しいセリフ。
私だったら「良い子にしてたらね。」とか答えそうですが。
そうじゃないんだよ。
良い子にしてたって欲しいものが手に入るとは限りません。
全ては「運」なのだ!笑
最後までお読みいただきありがとうございました。
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おはようございます。NISSANです。
運ですか・・・。私は自分の弱さからの当然の報いと考えていますが、ま、ま、これも運と言えるのかも知れませんね。
アル症は飲んでいる時は別人格になりますから、晴花さんが親の事を「化け物」と思うのはその辺りからきているのでしょうね。
晴花さん、肝を据えて、晴花さんのお子さまにはそのように思わせないようにされてください。大丈夫ですよね!。
では今日も酒のない爽やかな一日を!。
★NISSAN
酔った別人格も、明るく楽しいぶんには良いと思うのですが。^ ^;
なぜ、アルコール依存症は最終的に化け物になってしまうのでしょうかね。
アル症でも化け物になるか否かは、元々の性格によるものかと思っていましたが、そうでもないようでしたので。
私もそれをわかった以上は、本気で肝を据えてお酒をやめたいと思っております。
NISSANもお酒のない爽やかな週末を!^ ^
晴花さん、こんにちは〜ともです(^^)/
私の父は、外ではなく家で飲む人だったんですが、楽しいお酒の時と、めちゃめちゃ絡む時がランダムにありました。
最近気づいたんですが、父が子供を怒る時、夜はいつも酔っていて、飲酒が原因でしつこく叱責していたんじゃないかなと。
父は家族には褒めたり笑ったりあまりしない人でした。今、思うと、かわいそうな人だったなぁとも思いますが、自分は絶対に子供達にしたくない、反面教師的な存在でもあります。
良い運を味方につけて、今日も楽しく過ごしましょうね〜(*^^*)
★ともさん
私の父も家呑み派でした。
絶対褒めない人で、口癖は「女みたいに甘えんな」でした。^^;
ただ、私は最初の子、かつ女だったので、父本人も言っていた通り、本当に「接し方」が分からなかったんだろうなぁとは思いました。
私も正直、自分の息子は未知の生物だと思いましたので。苦笑
だからこそ、子供には呑まない頭で真摯に(?)接する必要があると強く思います。
なんせ、こちらが子供から教えてもらう立場みたいなもんですもんねぇ。。。^^;
ほんとですね〜。
子供って、真実をズバッとついたり、面白い発想で新しい事に気付かせてくれたり、教わること多いですよね〜?
そう感じられる自分でありたいです(^^♪
あなたはアル依じゃない。精神疾患を併発している患者が本当のアル依だよ。
★匿名様
コメントありがとうございます。
そう、私はアル依ではないかもしれません。
でも、だからこそ祖父や父のような本当のアル依になりたくない思いが強く、断酒をしている次第でございます。