晴花(はるか)
お酒をやめた「元大酒飲み」の アラフォー 断酒主婦 晴花(はるか) です。
(私1歳の時の写真@昭和)
「お酒をやめたい!でもやめられない!」そんなアル依主婦の私でございましたが。
断酒89日目。
続いています。
娘が今年、七五三でして。
着物を着せる練習をしています。
娘の七五三の着物は私のもので、私が生まれた時に祖父が買ってくれたのでした。
なので。この着物を見ると祖父のことを思い出します。
約20年前に亡くなった、おじちゃん。
アル依だったんですよねぇ・・・。
真面目で強い祖父と父
ちなみに。うちの父と祖父はともにアル依でして。
その話についてはこちらに書いています。↓
【関連記事】
・私とお酒(1)~家族とお酒
おじいちゃん。
とてもとても真面目で強い人でした。
職人的で頑固おやじな面があり、怖いところもありました。
が。
初孫の私をとてもかわいがってくれて大好きでした。
しかし。
晩年はあまり良い思い出がありません。
アル依関連で入退院を繰り返したり色々ありましたので・・・。
そんな祖父を思い出すにつけて、「西原理恵子月乃光司のおサケについてのまじめな話」に書かれていた話を思い出します。
「アルコール」依存症の身分が「うつ病」のように上がる日が来てほしい。
エイズもうつ病も、病気の理解が広まって、その地位が上がったんだから、この病気(※1)の身分も上げなければね。そうすることで、家族の中に憎しみが生まれないようにしてほしいというのが切なる願いです。
(西原理恵子)※1:アル依
「アル依」は「病気」なのです。
「お酒に逃げている」とか。
「意志が弱いからだ」とか。
(そういう要素が皆無ではないとは思いますが)
メインはそこではなくて。
「病気」なんだということ。
そのことに対する理解がもう少し広がればいいのになと感じています。
・
・
真面目で意志も強く負けず嫌い。
自分にも厳しいし他人にも厳しい。
そんな祖父。(父も)
そんな真面目さだからこそ、
「お酒に振り回されている自分」を受け入れることができない(できなかった)んだろうなと感じます。
「好きで飲んでいるんだ」
と、よく言っていました。
が。
真面目な祖父です。
呑んで道端で倒れたり、幻覚が見えたりする生活の中で
「お酒をやめたい」と思ったことがないわけないと思うのです。
でも、やめることができない。
そうなると、
真面目であればあるほど
「好きで飲んでいるんだ」
と、自分で思い込むしかないと感じるのです。
それは、私が同じように「アル依」になって気づいたことです。
私は人生の早い時期に挫折も味わい、自分の出来が良くないことを自分でわかっていました。
なので弱くてダメな自分を受け入れやすかったので、自分が「アル依」だということも比較的早い段階で受け入れることができたんだと感じています。
お酒をやめないでいること。
って、これ。
相当な「覚悟」と「忍耐」が必要だと思うのです。
私、今回の「断酒」前の体調不良(頭痛・吐き気・胃痛)は本当に耐えがたいものでした。
「断酒」も楽なものではありませんが、飲み続けるしんどさの方が恐怖です。
そのしんどさと恐怖を超えて飲み続けることができるって、相当「我慢強い」か「脳がおかしい」状態になってるとしか思えません。
・
・
「お酒に溺れる」人は弱いからじゃない。
「お酒をやめられない」のは「脳の問題だ」。
というようなことが、
「鬱」になる人は弱いからじゃない。
そして「鬱」の人に「がんばれ」は禁句だ。
というレベルで広がったらいいのになと思います。
そして。
ひとりで「お酒をやめることは難しい」かもしれないけれど、ひとりでなければ「やめることができる」可能性が上がるということももっと広がって欲しいと思います。
人によって合うあわないはありますが。
病院・断酒会・ブログ・ツイッターなど。
自分に合う「ひとりでは無くなる手段」を見つけることができれば、お酒をやめる成功率はグンと上がると実感しています。
というわけで。
いつも、みなさまありがとうございます。m(__)m
そして「アル依」のリアルな姿を死ぬまで見せてくれた、おじいちゃんにもありがとう・・・です。
おかげで私は踏みとどまれました。
私は、忍耐力もないですので。今日ものみません。
ではでは。
最後までお読みいただきありがとうございました。
▼ブログランキングに参加中です
\ クリック!応援してね /
孤独な「断酒」の励みにしてます
大人のカロリミット
・PR:糖質の吸収を抑えるダイエットサプリ「大人のカロリミット」を試してみる
「断酒」には炭酸水&リンゴ酢
鬱や脳機能改善の助けに
病気だから良い。それは違うかな?
病気は治さなくては!
★匿名さん
こんばんは。
「病気だから良い。」ではないと思っていますよ。
飲酒問題について「それは自分の意志でどうにかするべき問題だ」とかたくな(真面目)に助けを求めることができないでいる人も、「病気」だと気づいて「病気だから治さなくては」と思うことができればよいのになぁ・・・と思うのです。
こんばんは。NISSANです。
私は断酒を始めて自分は「弱い人間だ」と感じました。そしてだからこそ、断酒を手段に人生をリスタートしなければいけない、と考えたものです。
アル症は病気です。私は一生病気のままですが、断酒できている限りは「回復」しています。
自分が「弱い人間だ」と自覚した時に「強い断酒の意志」を感じました。この気持ちは今も持ち続けています。
だからこれからも飲みません。
今日も酒のない一日をご一緒に!。
★NISSAN
おはようございます。
そうですね。断酒が続くかどうかは、意思よりも動機が大事だとどこかで読みました。
動機により意思も強く持てますもんね。
19年断酒は心の底から尊敬します。
今日も飲みませんよー。