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後悔なく生きることはできないけれども【断酒227日目】

晴花(はるか)

こんにちは!

お酒をやめた「元大酒飲み」の アラフォー 断酒主婦 晴花(はるか) です。

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はじめに

断酒主婦はるかが撮った桜の花びら

お酒をやめたい!でもやめられない!」そんなアル依主婦の私でございましたが。

断酒227日目。
続いています。

満開の桜が舞い散るとっても美しい日、大好きな祖母が亡くなりました。

90歳の大往生です。

ちなみに、アル依の父が喪主でした。

後悔なく生きることはできないけれどもシラフなら大丈夫

「後悔ゼロで生きること」は不可能な話ではあります。

…が、それでも「シラフなら大丈夫」

なんだかそう思えたりしたんですよね。

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春休みに迷った帰省

10日前。

急に、主人が仕事をまとめて休めることになり、祖母がいる土地(私と夫の実家がある方面)へ帰省するかどうかを私は迷いました。

帰省先は車で8時間の距離。

まだギリギリ春休みに入っておらず、帰省するなら 息子の幼稚園の年少さん最後の日(終業式)を休ませる必要があり迷ったのです。

帰省は頻繁には出来ないけれども、年に数回(2~3回)は帰れていましたし。

前回帰ったのはお正月で、まだそれほど日は経っていませんでした。

終業式の日、幼稚園は実質2時間半で大したことはしないはずなんだけれども、この日を最後に会えなくなってしまうお友達もいるわけで。

親の都合でその機会を奪ってしまって良いものか・・・?と悩み

最初、私は「今回は帰省しない」という結論を出しました。

私たち夫婦の両親も 祖母も、高齢だけれどもそれなりに元気に生きていました。

ただ、「帰省しない」と決めた翌日

帰らないと決めたものの、次帰ることができるのは夏休み。下手するとお正月になるかもしれない。

その間に誰かが亡くなったら後悔するよなぁ・・・。

と頭によぎり、帰省しないと決めたことを撤回し、やっぱり帰省することにしたのでした。

そうはいっても、もちろん、その時「身内の誰かが亡くなること」はそれほどリアルではなく。

完全に「ふと」よぎったイメージだったのですが、決定打となるのに十分な「ふと」でした。

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祖母との最後

祖母は、初孫である私 と その子ども達(祖母にとっての曾孫)が大好きで。

私と子ども達は祖母からとても愛されていて。

会うと本当にわかりやすく嬉しそうにしてくれるのです。

10日前に会いに行った際は、

「また来てね!」

「また来るよ!」

という会話で別れ、それが最後の会話となりました。

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何一つ後悔なく亡くなる人なんていないらしい

祖母のお通夜の際に、お坊さんがこんなお話をされました。

厳しいことを言いますが、これ(お通夜)は皆さまが亡くなるときのリハーサルです。

人は必ず死にます。

でもそれが「いつなのか」ということは誰にもわかりません。

亡くなった〇〇さん(祖母)だってまさか今日死ぬとは思っていなかったはずです。

〇〇さん(祖母)は亡くなったその日、お花見に行く予定だったらしいので、桜を見たかったと残念に思っていると思います。

何一つ後悔なく亡くなる人なんていません。

あなた方が生きている今日という日は、亡くなった方が生きたいと思っていたけれど「叶わなかった明日」なんだということをしっかりと胸に刻んで生きてください。

正直、後半の『あなた方が生きている今日という日は、亡くなった方が生きたいと思っていたけれど「叶わなかった明日」』という言葉は好きではありません。

祖母が「桜を見たかったと残念に思っていたか?」なんて知る由もない人に、勝手に決められたくはないよなぁ…なんてことも思います。

そんな、ひねくれた思考を持つ 私ではあるのですが、

「何一つ後悔なく亡くなる人なんていません」

という言葉は、私の心にスッと入ってきたのでした。

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「唯一の正しい選択」なんていうものはないけれど

生きるということは、日々が選択の繰り返し。

その選択が正しいか間違っているかなんて、やってみないとわからないことが多いもので。

今回、祖母が亡くなり

10日前帰省して祖母に会っておいて本当に良かった。

と思ったわけなのですが、

もしかしたら、孫&曾孫が大好きな祖母でしたので、10日前に会っていなければ「孫&曾孫に次もう一回会うまで死ねるか!」と、意地で(?)寿命を延ばしてくれた可能性だってないわけではありません。

息子も終業式に行った上で、夏休みに祖母とも会うことができた未来があったかもしれないのです。

なので、本当に何が正解かなんて「やってみる前」だって「やってみた後」でだってわからないことが多いのですが。

今回、お別れの悲しみはありつつも、あたたかな気持ちで祖母を見送ることができたのは、10日前に顔を見ること(見せること)が出来たことが大きいのは間違いないです。

それもこれも、シラフの頭でしっかりと悩んで選択することができたおかげだと感じています。

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酒を呑むと判断を誤りがちなのは間違いない

そう。

お酒に侵されている脳は様々な判断を誤りがちです。

そして、常々そんな自分の脳(判断)に自分が不安を感じているので、自分の選択に自信を持てなくなるんですよね。

これがとてもやっかいです。

もしも、去年の今頃のようにお酒に苦しんでいたころの私でしたら、今回10日前に帰省していたとしても、していなかったとしても祖母が亡くなった時に無駄な後悔を大小さまざま思いめぐらせて凹んでいただろうな・・・と感じています。

なので、今ごろアル依の父が、亡くなった祖母に対して「ああすれば良かったかもしれない・・・こうすれば良かったかもしれない・・・」と色々思いめぐらせているだろうなぁ・・・と想像できるのでそちらが心配でなりません。

そして、考えて考えて凹んで頭がパンパンになってどうしようもなくなり、全てをお酒で洗い流すに至るんですよねぇ。

去年までの私もそうでしたので、よくわかります。

が、そこはどうしようもありません。

後悔なく生きることはできないけれどもシラフなら大丈夫|まとめ

うん。

やっぱり、シラフの頭って良いですね。

いざという時にとっても楽です。

というわけで。

今日も呑みません。

ではでは。

【関連記事】
【断酒223日目】お酒を辞められずに苦しむ子持ち主婦のあなたにも断酒のきっかけとなる出会いがおとずれますように


最後までお読みいただきありがとうございました。

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8 COMMENTS

バブル世代のボク

晴花さん、おはようございます。
辛いお別れがあったのですね。

ですが、晴花さんはノンアルで研ぎ澄まされた
前頭葉のピコーンに従ったのですね。

脳裏をよぎる予感は、
出来ることは脊髄反射で実行する。

それだけで、後悔は一切なくなるはずです。

今日も生きている幸せを全身で感じる事が出来る、
ほっこりほろりのノンアルコールライフをご一緒に╰(*´︶`*)╯

返信する
晴花(はるか)

★ボクさん
こんにちは。コメントありがとうございます。
シラフの時の予感はピコーンと助けになったりしますが、呑んでいる時はいらん予感(不安や恐怖)ばっかり浮かんで来ますよね。--;
そしてそれらは大概、妄想でしかないという。。
やっぱりシラフだと後悔することが減ってよいですね。

返信する
NISSAN

こんにちは。NISSANです。
 おばあさまのご逝去に際し、謹んでお悔やみ申し上げます。

 結果論ですが、晴花さんの心に「何か」呼びかけられるものがあったのでしょうね。

 人間、産まれた時と死ぬ時は「独り」ですが、おばあさまは晴花さんを初めとして皆さんに見送られてお幸せだったと思います(表現は適切ではありませんが)。

 >お酒に侵されている脳は様々な判断を誤りがちです。
 書かれているとおりです。

 これからも色々「山あり谷あり」の人生が待っています。
 判断を間違わないように断酒を続けましょうね。

 おばあさまも応援して下さると思いますよ。

 今日も一日断酒、ご一緒に!!!。

返信する
晴花(はるか)

★NISSAN
こんにちは。コメントありがとうございます。

>これからも色々「山あり谷あり」の人生が待っています。
>判断を間違わないように断酒を続けましょうね。

本当に、人生は山あり谷ありでシラフでも何が正しいのか迷いに迷う選択肢だらけです。^ ^;
何が正しいのかなんてなかなか難しいものですが、飲んでいると確実に「判断を誤る確率」が格段にあがります。
そんなリスキーな事、続けてる場合じゃありませんね。

返信する
あかり

以前、一度コメントさせて頂いた者です。
お祖母様のこと、お悔やみ申し上げます。
私は今も、断酒時期⇄飲酒時期を繰り返しています。ただ、飲まない時期を経験すると(以前はずっと、飲酒時期のみ。昨年から飲まない時期ができました)、飲んでいた頃の状態がよくわかります。脳の力の低下です。判断力、記憶力、感情の波、等々。
ここ数年を思うと、全てのことが結局アルコールか原因だったのかと。
それでもまだ今でも飲んでしまうのは、もう身体も脳も毒されているのですね、アルコールに。
病気ですが、治したいという気持ちはあり、色々試してはいますが、なかなかうまくはいきません。意思が弱いのはもともとですが、でも、死ぬときにアルコールに支配された人生だったな、と自分で思うのはやはり嫌ですし、これまでお世話になった人達に悪い、悲しませたくない。とこんな私でも思います。
長々コメントごめんなさい。
お祖母様が亡くなられて、「去年の自分だったら」と考察されていて.私も考えさせられました。

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晴花(はるか)

★あかりさん
お久しぶりです。去年の11月ぶりですね。^ ^
コメントありがとうございます。
断酒と飲酒を繰り返しておられるとのこと。
山型飲酒と呼ばれる飲み方は良くないですが、節酒出来ていると考えると飲酒続きだった以前よりは良い状態と言えるのではないでしょうか?^ ^
しかし、お酒飲み続けると突然死の確率が上がります。
そして、お酒が原因の病や死は同情されることはありません。
私の場合、「もし今、お酒が原因で自分が突然死してしまったら、、、?」と想像することが断酒にとても役に立ちました。
「あぁ、酒飲みすぎだったもんね。そら体壊すわ。(自業自得)」と自分の死に対する周りのリアクションが想像できてしまい、そんな死に方だけは嫌や〜と強く思ったのです。^ ^;
お墓にワンカップとか供えられたりしそうやし。。。それも嫌や〜と。
あかりさんも、以前よりは絶対に良くなっていると思います。
スリップしたとしても、断酒または節酒を諦めなければ、ある日突然お酒をやめることができるきっかけと出会う事も出来ると思いますので、諦めずに続けてくださいね。

返信する
麦子

お坊さんのお話し記憶に留めます。
私も昨年母を亡くしました。
母もまだ生きていたかったであろう今日この一日を大切にしないと。

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晴花(はるか)

★麦子さん
お母さまそうだったんですね。
やっぱり「死」を身近に感じると色々と考えさせられますねぇ・・・。
お互いボチボチ自分を大切に生きていきましょう。^^

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